帯状疱疹の発疹の広がり方

帯状疱疹の発疹の広がり方

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ほとんどの人が幼少期に、水ぼうそうの経験をしたことでしょう。
水ぼうそうが治っても、発症の原因となったウイルスは、死滅してなくなりはしないのです。
脊髄後根神経節という、脊髄付近にある部位に潜伏しています。
免疫力が低くなってきたとき、活力を取り戻し、その潜伏場所から皮膚にまでやって来て、帯状疱疹を発症します。

 

 

【帯状疱疹の病名の由来】

 

脊髄を中心に、神経が左右の末端に行き届く神経図を、見たことがあると思います。
帯状疱疹の初期の痛みは、この神経に沿って広がることになります。
痛みが数日〜7日くらい生じた後、今度は痛みが生じた場所と同じ場所に、発疹ができます。
この発疹の広がり方が、帯状であることが、帯状疱疹の病名の由来です。

 

 

【発疹と同じ広がり方】

 

帯状の広がり方を見せた発疹には、続いて水ほうができます。
その水ほうもいずれはただれた状態となり、それは発疹と同じ広がり方になります。
水ほうは数日も経過すれば、かさぶたになりますから、かさぶたの広がり方も、発疹とほぼ同じです。
そのかさぶたが取れるまでには、通常約3週間の時間を要します。

 

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【抗ヘルペスウイルス薬】

 

帯状疱疹には、よく抗ヘルペスウイルス薬が使われます。
早期の抗ヘルペスウイルス薬投与で、帯状疱疹の発疹の広がり方を、抑制することが可能です。
発疹の広がり方を小さくできれば、帯状疱疹の跡が残ってしまう可能性も小さくできる上に、痛みやかゆみの症状をやわらげ、合併症発症の可能性も小さくできます。

 

 

【ぜひ早期の受診を】

 

早期の受診が叫ばれるのには、ウイルスが増えることを抑え、帯状疱疹発症期間を短くするなど、それによるメリットが非常に多いためです。
跡も残すことなく完治させることが可能なのは、発疹発生後から3日までの抗ヘルペスウイルス薬の服用です。

 

 

痛みがなくなっても念のため1週間は、服用を続けるようにして下さい。
痛みがひどいときには、消炎鎮痛薬が処方されることもあります。
内科か皮膚科に行くのが最適です。
また痛みの度合いが大きいときには、少し聞き慣れないかも知れませんが、ペインクリニック科という選択肢もあります。

 

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