ステロイド剤が帯状疱疹患者に原則的に禁忌とされている理由

ステロイド剤が帯状疱疹患者に原則的に禁忌とされている理由

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子どもの頃に感染した水ぼうそうウイルスは、水ぼうそうが治った後も体内に潜伏し、ストレス・過労・風邪など、免疫力低下時に再活性化することが、帯状疱疹の原因です。
ステロイド剤が与えられているときも、人間の免疫能力は低下します。
そのステロイド剤は一般的に、帯状疱疹の患者に対して使うのは、それが理由で禁忌とされています。

 

 

【使えそうですが】

 

ステロイド剤は炎症を抑制しますので、帯状疱疹の炎症にも使えそうにも思えますが、同時に免疫も抑制してしまうという理由から、禁忌と原則的にはされています。
そこで多くの場合、非ステロイド剤が勧められています。

 

 

【アトピーの人向け軟こうも禁忌?】

 

ただアトピーの治療を続けいる方が使う軟こうも、免疫力を低下させます。
アトピーの人が帯状疱疹にかかってしまったときには、どうするべきなのでしょうか。
ステロイド軟こうや、いつも使っているアトピーの人向け軟こうを、帯状疱疹の症状患部に塗布すると、ウイルスの増殖を促進させることが考えられます。

 

 

そういった理由から、非常に難しい状況ですので、かかりつけ医に問い合わせてみる必要があります。
同じかゆい部分に塗るのだからいいだろうなどとは、安易に考えないようにして下さい。

 

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【内服薬も?】

 

ステロイド剤には、軟こうのような外用薬以外に、内服薬もあります。
それに免疫能力を抑制する性質があることも、外用薬と同様です。
帯状疱疹の患者に使うのも禁忌かというと、一概にそうとは言い切れないようです。

 

 

【その理由は?】

 

ケース・バイ・ケースでそれが、行われていることもあります。
帯状疱疹独特の痛みをなくすのに、効果が高いというのが、必ずしも禁忌とされない理由です。

 

 

【抗ヘルペス薬と合わせて】

 

帯状疱疹には、抗ヘルペス薬が使われることが多いですが、ステロイド薬と合わせて使うこともあります。
一概に禁忌とはせずそうする理由は、ステロイド薬で痛みを抑制しながら、ウイルスが増えることを抗ヘルペス薬で、抑制することを意図してのことです。

 

 

ステロイド剤は原則的には、帯状疱疹の患者には禁忌とされてはいますが、例外的に痛みを緩和させたいという理由で、使われることもあります。
しかし多くの場合痛み緩和には、まったく別の抗炎症薬が使われます。

 

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