かゆいなどの帯状疱疹症状が頭部に見られた場合の対処方法

かゆいなどの帯状疱疹症状が頭部に見られた場合の対処方法

スポンサーリンク

 

水痘に感染してから長い年月が経過した人に、発症することが多いとされている帯状疱疹です。
しかしそれはあくまで可能性であって、若者でもそれはゼロではありません。
ストレスや過労が、トリガーとなっての発症は十分ありえます。

 

 

【頭部がかゆい・痛い?】

 

帯状疱疹が出る場所は、体のどこと決まっているわけではありません。
頭部、それも頭皮に、帯状疱疹が出てくることもあります。
後頭部にかゆみや痛みの症状があらわれた場合、後頭神経痛である可能性も否定できませんが、右か左かのどちらかに限られているか否かという方法で、医師は判断・対処します。

 

 

【かゆいより痛みが先】

 

帯状疱疹の炎症は、皮膚のみに生じているのではなく、神経にも発生しているため、“ヒリヒリとした”という表現が使われることが多い痛みだけが、初期の2日から3日の間はあらわれます。

 

 

【かゆい・痛いの症状が出ると危険な頭部】

 

かゆい・痛いといった帯状疱疹が、特に頭部の目や耳周辺にあらわれると、危ない別の病気を併発するリスクもありますので、要注意です。
目周辺なら、角膜炎結膜炎から視力低下、耳周辺なら顔面神経麻痺や聴力低下につながるラムゼイ・ハント症候群が、その可能性のある合併症です。

 

スポンサーリンク

 

【さしあたって】

 

痛みについては、市販の消炎鎮痛剤も有効とされていますので、診療所に行く時間を確保できるまで、それでとりあえずの対処ができることを、覚えておくのも1つの方法です。

 

 

【かゆいとか痛いとかだけでなく】

 

かゆいとか痛いとかいった症状に限らず、けん怠感・発熱などの症状が出ることが、帯状疱疹ではあります。
こうなると、入院しての治療という対処方法が、取られることもあり、個人が取り得る方法では、対処のしようもないレベルですので、早期の受診が望まれます。

 

 

【診療所では】

 

診療所で主に行われる対処方法は、抗ウイルス薬の投与です。
点滴や内服薬による投与という方法で行われる治療は、より早期に対処がなされると、効果はさらに高くなります。
副腎皮質ホルモンの1つであるステロイドが、炎症抑制のために、帯状疱疹が突如発生し、その進行ペースが早いと考えられるなら、1週間から2週間と期間限定で、使われることがあります。

 

 

かゆいなどの帯状疱疹初期症状は、虫刺されのような別のものとの混同の可能性もあり、対処を遅らせる一因にもなります。
帯状疱疹でどういう症状が出るかを知っておいて、それらしきことが確認された場合には、すぐ診療所へ行くことが、我々が取ることのできる理想的な対処方法です。

 

スポンサーリンク