帯状疱疹の治療費用と予防接種費用
最近は帯状疱疹についての告知が、多くなされるようになってきたため、医療機関を受診する人の数が増えてきました。
早期に治療をスタートさせることに、メリットの多い病気ですから、いい傾向です。
しかし、医療費用がかかるようになってきた昨今。
その治療費用がどの程度か、気になると思います。
【予防接種費用を助成する】
妊婦が帯状疱疹になると、重症化の可能性もあることから、妊娠を望む女性のウイルス予防接種費用を、助成することを表明している自治体も、1部にはあります。
それでも上限が設けられており、すべてを無料で終わらせることは無理です。
また助成対象は、妊娠を希望する女性だけで、それに該当しない女性や男性は、帯状疱疹を発症してからの治療となることが多いです。
【ペインクリニックの治療】
痛みも伴う帯状疱疹の治療は、ペインクリニックが得意としています。
ペインクリニックは硬膜外ブロック注射という注射をよく行います。
硬膜外ブロック注射は、3割負担で2500円くらい。
初診なら、5500円といったところです。
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【整形外科の治療でも】
およそ1000円程度と、半額以下で済む仙骨ブロック注射は、通常整形外科でもやってくれますが、注射による痛みは、硬膜外ブロック注射の方が小さく、痛みを抑える効果も高いです。
またイギリスで、硬膜外ブロック注射を打ってもらうと、日本のおよそ4倍、アメリカでもおよそ3倍の費用がかかります。
日本の費用は、決して高いものではありません。
【かかってからの治療より】
帯状疱疹に最も効果的なのは、冒頭でも書きました予防接種をすることで、発症そのものをさせなくしてしまうことです。
任意接種で保険適用されず7500円程かかりますが、帯状疱疹後神経痛というやっかいな後遺症を残す可能性を、3分の1くらいにまで下げることができます。
その痛みは後遺症になってしまう以前より大きいとされ、帯状疱疹発症後90日を超えても痛みが継続しているとき、帯状疱疹後神経痛と診断されます。
帯状疱疹後神経痛にまで至ってしまうと、長期化し費用もその分大きくなってしまいます。
その期間も個人差があり、年単位になって、費用だけでなく、気持ちの面で悩み落ち込む人も、少数ではないのが実情です。
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