帯状疱疹 うつる 潜伏期間

帯状疱疹のうつる原因と潜伏期間/感染するのはいつ?経路は?

帯状疱疹とは、「水痘・帯状疱疹ウイルス」によって引き起こされる皮膚病のことです。
子供の頃に多くの人がかかる水ぼうそうも同じウイルスが原因となります。

 

子供の頃の水ぼうそう自体は潜伏期間が2週間くらい治るまで1週間程度ですが、実はウイルスは消滅したわけではなく、体の神経節という部分に隠れています。
そのウイルスは長ければ何十年もの潜伏期間を経て、過労や怪我、高齢化などにより免疫が低下した時に活動を再開するのです。

 

潜伏期間の間はおとなしくしていますが、ウイルスは神経を通って皮膚に到達し、発症します。
帯状疱疹の症状は、まず体の片側にピリピリした痛みとかゆみを感じます。

 

その後痛みは強くなっていき、4、5日で赤い発疹がみられるようになります。
さらにその発疹は水ぶくれになっていき、2週間程度でかさぶたになっておさまっていきます。

 

かさぶたが治り痛みもおさまってくるまで、3週間から1ヶ月程度となります。
初期症状はかゆみや痛みの他にも発熱、頭痛、倦怠感を感じることもあり、風邪の症状に似ています。

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帯状疱疹は、実は水ぼうそうに比べて感染力は弱く、基本的にはうつることは少ないです。
なぜなら一度水ぼうそうにかかっていれば帯状疱疹と同じウイルスのため抗体を持っており、体内に入ってきたとしても抵抗できるのです。

 

しかし、かかったことのない子供や乳幼児にはうつる可能性があります。

 

また水ぼうそうになった人は潜伏期間が数十年となりますが、抗体がない人が空気感染で帯状疱疹になってしまった場合の潜伏期間は2〜3週間くらいです。
しかし帯状疱疹はうつることはあっても発症しないこともあり、潜伏期間を一概に数字に表すことは難しいです。

 

そして、妊娠中は特にうつることに注意した方が良いです。
妊婦は免疫が低下しているため、うつる可能性が高いからです。
潜伏期間の間に接触し胎児にうつると、ひどい場合は先天性水痘症候群になってしまうこともあります。

 

ただし、日本ではほとんどの人が予防注射をしており、妊娠中に初めてうつることは少ないです。
過度に不安がらず、医師に指示を仰ぐことが大切です。