帯状疱疹の痕跡を消す方法

帯状疱疹になると、紅斑が出ます。
しかしそれも、抗ウイルス薬を3日以内に服用すれば、発症経験もないかのように、痕跡が残ることはありません。
早期抗ウイルス薬服用という方法で、治るまでの期間は、ほぼ7日から10日。
その方法を取らなくても、放置しておいて治癒することも多いですが、3週間ほどの時間を要することになります。

【顔じゃなくても…】

ただそれだけの時間放置されると、紅斑はやがて水ほうとなりただれ、炎症部は崩れ落ちた後、色素が沈着し、跡が残る可能性が出て来ます。
特に女性は、「痕跡が顔に残らなくてよかった。
」などというわけには、いかないのではないでしょうか。

【年単位の時間をかける方法】

帯状疱疹の痕跡を、迅速に、かつ、完全に消すことは非常に困難で、仮に消すことができたとしても、相当長い時間を必要とします。
紅斑の出現だけで、なんとか症状進行をストップできた人でさえ、約半年の時間が必要で、紅斑の出現だけでとどめることができず、水ぶくれの出現を見た人の場合であれば、2年から3年もの期間、帯状疱疹の痕跡が残ってしまうことになります。

【一生？】

また、帯状疱疹の痕跡を消すに至ればいい方で、それを時間という薬では消すことができず、一生それとつきあっていかなければならない可能性も、決してゼロではないのです。
顔に痕跡が残った場合のことは、想像すらしたくないことだと思います。
帯状疱疹？と疑いを持ったなら、可能な限り早く、診療所へ行くための時間をつくることが、推奨されます。

【皮膚科クリニックの帯状疱疹治療方法】

強力な美白作用を有する外用薬やビタミンCを飲むことで、痕跡を消すことも可能ですが、それでは消すことができない場合もありえます。
外用薬や内服薬で消すことができないとなると、次に考えられる方法は、例えばイオントフォレーシスを用いた治療方法です。
美容エステ業界では、従来から用いられてきた方法ですが、近年皮膚科のクリニックなどからも、注目を集めるようになってきました。

イオントフォレーシスでイオン導入を行う帯状疱疹の痕跡治療は、保険適用されます。
非常に微弱な電流をかけることで、電荷を有する物質の経皮吸収を大きくする治療方法です。
また、超音波が導入されるソノフォレーシスも行えば、より高い効果が期待できます。