帯状疱疹　再発　原因

帯状疱疹は一度発症すると免疫ができるので再発することは少ないですが、免疫力は年々低下していくので100〜200人に1人は再発するとされています。
帯状疱疹のウイルスは水疱瘡と同じウイルスによって起こっており、子どものころに発症した水疱瘡ウイルスによって帯状疱疹は引き起こされるためです。

再発する原因は主に免疫力の低下ですが、免疫力が低下する原因の一つがストレスです。
ストレスには肉体的ストレスと精神的ステレスの2種類がありますが、どちらも免疫力を低下させる原因になります。

帯状疱疹の再発を防ぐには日頃から睡眠時間を十分にとったり、なるべく体を冷やさないようにしたりして免疫力を高く保つことが大切です。

免疫力を高く保つにはバランスの良い食事を心がけることも大切ですが、特に納豆やヨーグルトなどの整腸作用のある食材や人参やトマトなどの抗酸化作用のある食材を積極的に食べるとよいです。
また、タンパク質には免疫細胞を作る働きがあるので、肉や魚、大豆製品なども積極的に食べるとよいです。

それに、精神的ストレスも免疫力を低下させる原因になるので、適度にストレスを発散して精神的ストレスが溜まらないようにすることも大切です。
また、笑いには免疫力を高める効果があるのでなるべく意識的に笑うようにすることも大切です。

免疫力が低下すると口唇ヘルペスなど他の病気を発症する原因にもなるので、免疫力を高く保つことは帯状疱疹だけでなく他の様々な病気を予防することにもつながります。

帯状疱疹を発症してから2年ほど経過すると帯状疱疹ウイルスに対する免疫力が低下してくるので、帯状疱疹が再発するのは発症してから2年ほど経過した後になることが多いです。

しかし、エイズや骨髄疾患などを発症していることや免疫抑制剤を服用していることなどが原因で極端に免疫力が低下すると発症から2年が経過していなくても再発する可能性があります。
帯状疱疹は神経が弱っている場所に発症する病気なので、再発する場合は以前と同じ場所に発症することが多いです。

ただし、以前とは別の場所の神経が弱っている場合は以前とは別の場所に発症します。
帯状疱疹には特効薬がないので治療は抗ウイルス薬を服用してウイルスの増殖を抑えながら自然治癒力によって回復するのを待つのが基本です。

そのため、ある程度状態が回復したからといって処方された抗ウイルス薬の服用を途中で止めてしまうと再発する原因になることがあります。
ですので、処方された抗ウイルス薬は医師の指示通りに服用し続けることが大切です。